大学に入るのはかんたんだった。
ちょろっと国・英、あとは絵がめちゃくちゃうまければいいだけの話だった。
私は私立だが、最高峰の芸大は国立のため、学科はたくさんの科目が必要だ。
私はすーぐ諦めて、らくーなほうへ転がった。勉強はうんざりだ。
大学を決めて、どんなデッサンをしても、油画を見ても、全員が「ムサビは確実」と口をそろえた。
結果、ムサビの科にいくつも受かり、何個か蹴って、これまたらくそうな科を選んだ。すぐに中退して二度目のムサビを受けたが、私の姿勢は一切変わらず、世の中のチョロさも変わらなかった。
どうしようもない。
今さら直しようもない。
ムサビをやめるかどうしようか、決めかねていたとき、たしかひとりで江ノ島へ行ったと思う。その模様は、探せばbotにもある。海鮮丼がおいしかった。
真実はそれだけだと思う。べつにどうだっていいのだ。
私の人生は、「海・鮮・丼」。
言うなればそれにつきる。